子どもの“共感力”を育もう

「あなたの感じていることを感じているよ」

子どもの勉強教え方教室

2019年01月08日(火)才能 

子どもの“共感力”を育もう「あなたの感じていることを感じているよ」

子どもの“共感力”を育む源は、お母さんの○○だった!子どもの共感力を育むために大切なことをご紹介します。



理解しあえない人間関係

全く理解しあえない、わかりあえない人間関係は、ストレスと不快に満ちています。

「なぜわかってくれないのだろう?」

こうした疑問を、親、友人、上司、パートナー、さまざまな相手に抱いたことはありませんか?

生き方や思想が全く異なることが原因でわかりあえないということはあります。

しかし、違いがある人同士がうまくいくこと、違いがあるからこそ豊かな人間関係を築いている人たちも多くいます。

 個人の差異以上に、分かり合えない人間関係には、「情動調律」が関係しているかもしれません。

 

情動調律とは?

「情動調律」とは、相手の行動や状況から、相手の感情を推察し、その感情に対して反応する行動のことを言います。

その最も原初的なルーツは、子ども時代の母親との関係といわれています。

赤ちゃんが笑ったり、声をあげたりすると、母親は子どもの興奮にあわせて共に反応しをします。

このお母さんの行動こそが、情動調律なのです。

 

"共感力"のための母親の重要な役割

情動調律の研究で有名な元コーネル大学精神科医ダニエル・スターンによると、母親が赤ちゃんと向き合う時に大体1分間に1回の割合で

「あなたの感じていることをお母さんも感じているよ」

というメッセージを情動調律の行為を通じて送っているということです。

こうしたやりとりは

「自分の感情は共感をもって受け止められている、自分は受け入れられ相手にしてもらっている」

という感覚を赤ちゃんに抱かせます。

母親との間で無意識に何度も繰り返すこの親密な交流の時間は、成人後の親しい人間関係に期待する情動の形を決めていく、と言われています。

この情動調律を通じて脳に備わる回路が強化され、共感力は増していくと言われています。

お母さんの存在が、無意識にも多くの母親が赤ちゃんをあやすその行動が、その後の子どもの共感力を左右するのです。

残念ながら母親から愛情をもらえなかった子どもたち、母親に愛情があってもスムーズな交流ができにくかった子どもたちはこの情動調律の経験が乏しいといえるでしょう。

しかし、親によって受け止められなかった子供たちは、友人や恩師、パートナーといった様々な人間関係における情動調律を通じて、人間関係を修復していくと言われています。

 

まとめ

悲しい時や苦しい時、例え環境が変化しなくても、気持ちをわかってもらえたり、聞いてもらえたり、受け止めてもらえるだけで気持ちが楽になること、明日からまた頑張ろうと思えることがありますよね。

それは、存在を丸ごと受け止めてもらえる感覚をもたらす情動調律をしてもらえたからだといえます。

子ども、パートナー、友人など、うまく関係を構築したいのにうまくいかない時には、情動調律を思い出し、“あなたの感じていることを感じているよ”のメッセージを伝えるためにできることを考えてみましょう。

世界の愛の伝道師ともいえるマザー・テレサは

「世界の平和を促進するには何ができるかですって? 家に帰って家族を愛しなさい!」

と言いました。

情動調律を学んだみなさんなら、マザー・テレサの言う意味、そしてなすべきことがきっとわかることでしょう。

「あなたの感じていることを感じているよ」のメッセージは、多くの人を勇気づけるのです。

 


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