前頭前野を鍛えよう

2017年12月2日(土)能力開発 

 

求められる生きる力

今や日本のスーパースター、テニスの王子様の錦織圭選手。 外国人選手の中では決して大きくない体で鮮やかなプレーを繰り広げるその姿に、応援せずにはいられませんね。 そんな錦織圭選手のマネジメントをする会社を、みなさんご存知ですか?

IMG (International Management Group)という会社です。

最初はゴルフプレーヤーのマネジメントから始まり、徐々にその他のスポーツにも進出。 今やスポーツはもちろん、モデルやアーティストのマネジメント、ノーベル賞授賞式をはじめ数多くのイベントのマネジメントも手掛けるグローバル企業です。

創業者はアメリカ人のマーク・マコーマック。 すでに亡くなっていますが、経営手腕の優れた起業家でした。 彼は言っています。

「人の心を洞察することのできぬ人に、会社の経営ができるとは思えない。ビジネスというのはそれ自体非常に繊細なものであって、そのあちらこちらで自分自身を有利にもっていく工夫を重ねていかなければならない。 人を管理したり、商品を売ったり、人と一緒に働いたり、または人に仕事をやってもらったり、ビジネスのすべての面は“人”に帰属する。洞察がなければ繊細さも培うことはできないのである。洞察力がありさえすれば、目の前の人や仕事の本質を見抜くこともできるし、未来を予見することもできる。」(『マコーマックのマンビジネス』)

 

誰もがいずれは学校を卒業したら働きます。 経営者でもなくても、多くの人は、人と共に人の中で働きます。 今若者に人気のYoutuberも、一人でやっている人もいますが、やはりどんな動画が人気がでるかを考える能力、伝える能力、いろいろな人とコミュニケーションする能力が問われるわけですから、マコーマックの言うとおり洞察力を養うことはとても大切です。 洞察力は、生きる力と言えるでしょう。

 

では、その“人”を洞察するための能力は、どうやって磨いていけるのでしょうか? 相手が考えていることを素早く察知したり、コミュニケーション能力を高めたり、状況を的確に判断して必要な行動を考えられるようになるには、どうすればいいのでしょうか? さまざまな方法があると思いますが、一つには脳の前頭葉、特に前頭前野を鍛えることが有効だと考えられます。

 

 

前頭前野の役割

前頭前野の機能には、思考、創造、コミュニケーション、意思決定、情動や行動の抑制、記憶のコントロール、集中力、注意力などがあります。 勉強、仕事、人間関係、どの場面でもこれらの能力は高ければ高いほど生きやすくなりそうな機能ばかりだと思いませんか?

 

 それもそのはずで、この前頭前野は、他の動物に比べると、ヒトは不釣り合いなくらい大きいと言われており、人を人たらしめている脳の部位、と言っても過言ではありません。

 

前頭前野は、人間の大脳皮質の約30%を占めるのです。 この前頭前野が活性化するのはどんな時かというと、読んだり、書いたり、計算したりしている時だと言われています。

何が言いたいかおわかりですか? そう、ルシディチュードで勉強すれば、前頭前野が活性化し、脳を鍛えられますよ!

 

また非常に面白いのは、東北大学の川島隆太教授の研究によれば、子どもの前頭前野は自分の親と話をしている時に大いに活性化するということです。 日常生活で忙しいと思いますが、保護者の方には子どもとの心のこもったコミュニケーションを大切にしていただきたいです。

 

2025年には、日本では65歳以上の5人に1人がなるであろうと言われている認知症。 この認知症には大きく分けて3つの原因があると言われていますが、そのいずれもが前頭前野の機能に関わっていると言われています。

 

自分の努力だけではどうにもならないことも多々ありますが、脳を積極的に鍛えることで人生をポジティブに送れるとしたら、いいことですよね。 勉強中の中高生のみなさんも、若者も、保護者の方もビジネスマンも高齢者の方も、あらゆる世代が毎日5分でもいいので意識的に脳を鍛える癖がついたら、日本の未来がどんな風に変わっていくだろう、などと考えてみることがあります。

読み、書き、計算、そして他者とのコミュニケーション。この4つを心がけ5分間でもよいので時間を割いて勉強する癖をつけてみましょう。



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