英語で論理3|英語de数学|ルシディチュード―灯台教養学部“すべての人の灯台としての教養を”

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英語で論理3

私たちは、言葉を使ってコミュニケーションをしているわけですが、この辺のことを考え始めるとなかなか難しいのです。

この文章を読んでいる人はおそらく中学生以上ですからあまり困難を覚えないと思いますが、一つの文章がある時は正しくある時は正しくないということがあるということを小学生の低学年が理解するのには数年かかるといわれています。

どういうことかというと、例えば

 No human beings exist yet. (人類はまだ存在しない。)

という文章を取ると、これは私たちの時代では、間違った文章になりますが、数億年前でしたら、人類はまだ現れていませんから、正しい文章ということになりますね。

 では、 Two and three make five.

これはどうでしょうか? これなどは、まあいいか、多分正しいね、と言いたくなりますね。

あるいは一つの文章が正しいとはどういうことなのでしょう?

神は存在するか?

となるとさらに答えることがむつかしくなってきますね。

こんなのはどうでしょう?

この文章は正しいか間違っているかのどちらかである。

これなら堂々巡りで絶対に正しいことを言っているような気がしてきますね。ちょうど、禅の坊さんが「正しいことはしなされ。間違っていることはしなさるな」といってすましているようなものですね。

これは絶対に守っていい教えといえるのでしょうが、残念なことに、何が正しいことなのか、何が間違っていることなのかについては、何も教えてくれませんね。

論理とは何かどんなことを考えているのかということに入る前に、もう少し状況に依存して正誤が変わるという練習をしてみましょう。

 

  問題

For each of the following pairs of sentences, show that the two sentences mean different things, by describing a possible situation in which one is true and the other is false.

(1)

The alderman was lying.

What alderman said was untrue.

 (2)

It's in your best interests to go Corsica.

 It would do you good to go to Corsica.

(3)

He knows I'm at home.

 He thinks I'm at home, and I am.

(4)

Brutus killed Caesar.

Brutus caused Caesar to die.

(5)

A crow is a kind of bird.

The word 'crow' is used to denote a kind of bird.


問題は次のそれぞれの文章の組で、一方は正しくてもう一つは間違っているような状況を考えよ。ということなのですが、皆さんできそうですか? まず、日本語訳を書いておきます。

 

(1)市会議員はうそをついていた。/市会議員の言っていたことは正しくなかった。

(2)コルシカへ行くことは君にとって一番いいことだ。/コルシカへ行くときっといいことがあるよ。

(3)彼は私が家にいることを知っている。/彼は私が家にいると思っている。そして確かに私は家にいる。

(4)ブルータスはシーザーを殺した。/ブルータスはシーザーの死を引き起こした。

(5)カラスは鳥の一種である。/カラスという単語は鳥の一種を指し示すのに使われる。

 

どうですか、皆さん? まず、自分の母国語、つまり私たちにとっては日本語ですが、日本語で考えてみましょう。

(1)は比較的簡単ですね。日本の国会の答弁を聞いていると、よくこんな状況がありますね。というか、議員さんが私はうそつきではない、役人の渡した資料が間違っていたのだ!などと時々やっていますね。

次のような英文ではどうでしょう?

 Alderman had been asked how much it cost to buy the land for the new school. He answered in good faith by reporting what he himself had been told, namely that it cost eight hundred million yen. However, his informant had misread the records, and the true cost was a hundred million yen.

市会議員は新しい学校のための問いを買う費用がいくらくらいか聞かれていた。彼は自分が報告を受けたことを基にして、8億円かかると善意で答えました。しかし、彼に報告をした人は記録を間違えて読んでいたのです。そして本当の値は1億円だったのです。

 この状況ですと、(1)は正しくありませんね。しかし、(2)は正しいということになりますね。

どうですか、皆さん。要領がつかめましたか?   

では同様にして、(2)から(5)までをやってみてください。(5)が一番手ごわいかもしれませんね。



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