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単語

レベル:中級
 
    

皆さんこんにちは、お元気ですか。英語担当のはなまるです。

 

今日はこんなことを考えてみましょう。

 

一見すると、あまり入試やテストに直接役に立たないような気がするかもしれませんが、きっと役に立つことがわかってきます。

 

それは、言葉が文化を作るのか文化が言葉を作るのか、ということです。

 

みなさんはどう思いますか?むつかしい問題ですね。

 

いずれにせよ、両者が密接に結びついているのは確かですね。

 

こんなことを考えてみましょう。

 

日本語では、日常茶飯事のように「ひがむ」という言葉を使いますね。友達同士のグループでも、誰かの態度がおかしいと、「あいつはひがんでいるんだよ」などと言って片づけてしまうことが多いですね。

 

さて、それではこれを英訳してみましょう。

 

「あいつはひがんでいるんだよ」

 

できましたか?

 

He has a sense (feeling, sentiment...) of being unfairly treated.

位でしょうか。

 

日本語のひがむにはこの英訳に現れたのとはかなりニュアンスの違う使い方もありますね。

 

たとえば、

「彼は友人たちの出世が早いのでひがんでいるんだよ」 。

 

このニュアンスは、「あいつはひがんでいるんだよ」の「ひがみ」とは少しニュアンスが違いますね。

 

みなさんどう英訳しますか?

 

He is jealous of his friends because they are on the fast track.

 

位に英訳すればよいでしょうか。

 

 

後者の方は比較的英訳しやすかったと思います。

 

そうした感情が英語圏でもあるからですね。

 

ところが「あいつはひがんでいるんだよ」になると、かなり日本的な文化や心理構造が入ってきて、英訳しにくくなりますね。

 

日本の社会や組織のように、全員が共依存の構造に中にしっかりと組み込まれて生きていると、仲間外れにされたという気がすると大いに「ひがんだ」気になりますね。

 

その辺の雰囲気を英語圏の人々に伝えるのはなかなかむつかしいものがあります。

 

 一時期日本人のことを「バケツのかに現象」というような表現をした人がいましたが、仲間同士で同じようなことをしていると実に仲が良いのですが(小競り合いは別にして)、誰かがバケツの外へ出ようとするとみんなで足を引っ張ってバケツの中へ戻そうとするという現象ですね。

 

ですから、バケツの中で安心して生きていた人が仲間外れにされていると感じると、不安やらフラストレーションやらが出てきて、かといってざっくばらんに不満をぶちまけるカルチャーは日本にはありませんから、「ひがんでいる」という態度になるんですね。

 

こうした事情をそうしたカルチャーのない文化圏の人に直訳だけで伝えるというのは甚だ難しいですね。

 

今日はそういった単語のニュアンスの問題をやってみましょう。

 

[問題]

次のカッコ内に、increaseかaugmentのどちらかの単語を入れ、文章を完成させてください。その際に必要な場合には、動詞を活用してください。

  • (1) Our population is (    ).
  • (2) The army was (    )by reinforcement.
  • (3) He has (    ) his vocabulary enormaously throuh constant study.
  • (4) Prices have (    ) on all necessities.
  • (5) A taxe (    ) was proposed but the motion was not carreid due to strong opposition voices by members of the committee.



  • まず、increase と augment、どちらも"増える"とか"増大する"というような意味ですね。

     

    おなじような意味ですが英語圏の人はなんとなく使い分けています。

     

    話し手の心の中で(そうです、語学というか言葉というものは常に話し手の心の中の主観的な気持ちに依存していることなのですね。これは完了形のところでも学びましたね。)、現在すでに相当程度の大きさと思っていることが、さらに増大するという主観的な感情がある時には augment を使うといえます。

     

    [答え]

     (1) increasing (2)augmented (3) increased (4) increased (5) increase

     

    どうですかみなさん。できましたか?

     

    もう一つやってみましょう。

     

    最近はあまり使われなくなったようですが、日本語に「ハッスル」という言葉がありますね。

     

    「頑張って何かする」という意味で使いますね。

     

    英語には二つのハッスルがあります。

     

    hustle, hassle

     

    どちらも話し手の心理的にはせかせかした気分がありますが、ニュアンスはだいぶ違います。

     

    日本語になっている「ハッスルする」は、hustle の方から来ていて、この hustle は頑張って何かするという意味があるのですが、それとは別にアメリカでは、「強引なやり方をして自分のほしいものを手に入れる」というニュアンスがあります。

     

    それに対して、hassle は、相手と口論をするという意味です。

     

    さて、それを頭に入れておいて、練習をやってみましょう。

    [問題]

    次のカッコの中に、 hustle あるいは hassle を入れてください。その際に必要な場合には、動詞を活用してください。

  • (1) He (    ) history.
  • (2) We (    ) about money.
  • (3) A salesman is instructed not to (    ) costomers.
  • (4) They (    ) old man.
  • (5) A (    ) between two coaches touches off the riot..


  • [答]

    (1) hustled (2) hassled (3) hustle (4) hustled (5) hassle

    こうしたニュアンスをつかむには、自分の好きな小説でも雑誌でも新聞でも出来るだけたくさん、ニュアンスを考えながら読むことと辞書の例文をできるだけたくさん当たってみることです。

     

    面倒なようでもやり始めると結構楽しくなりますよ。

     

     皆さんもぜひやってみてください。